第1回クリーニングってナニ?-ドライクリーニングと水洗いの違い?を実験してみました。

こんにちは工場長の「みたに」です。

皆さんにクリーニングを知ってほしいから「クリーニングってナニ?」シリーズを始めることにしました!

第1回は「ドライクリーニングと水洗いの違い」です。

第1回クリーニングってナニ?-

家庭との大きな違いはやっぱり家庭でできないドライクリーニングを取り上げました。

第1回「ドライクリーニングと水洗いの違い」ではドライクリーニングと水のよる洋服への影響の違いです。

それではまずドライクリーニングと水洗いとは何でしょうか?

ドライクリーニングとは

水ではなく石油系溶剤(石油をクリーニング用に加工されたもの)や、フッ素系の合成溶剤などの有機溶剤を使って、洋服の型崩れを(伸び縮み、風合い変化)をできるだけ抑えて洗うことができるクリーニングのこと。

水洗いとは

皆さんの家庭洗濯と同じように水に洗剤を入れて洗い上げるクリーニングのこと。

もう一つ!「ウェットクリーニング」とは

水洗いをすると型崩れ(伸び縮み、風合い変化など)をできるだけ最小限に抑えて洗い上げ、多少型崩れをした洋服を再整形しながら行うクリーニングのこと。

クリーニングでは大きく分けて3つの洗い方があります。

ですが今回はドライクリーニングと水洗いの違いを実験してみました。

1,まずはドライクリーニングの溶剤と水、ティッシュで作った折り鶴を用意します。
 *ティッシュで折り鶴を作るのは大変でした💦

2,まずはドライ溶剤に折り鶴をドボン!しっかり浸します。

3,ドライ溶剤の瓶から折り鶴を取り出します。ほぼ元の形を保っています。

4,今度は水の瓶に折り鶴をドボン!こちらもしっかり浸します。

5、水の瓶から折り鶴を取り出してみると折り鶴の形を全く残していません💦

*あれだけ苦労して折った折り鶴がこんな姿に(´;ω;`)ウゥゥ

6,乾燥後の折り鶴を比べてみましょう。

ドライ溶剤に浸した鶴はほぼ浸す前と変わりません。

水に浸した鶴は跡形もありませんね💦

まとめ

一番分かりやすいティッシュの折り鶴で実験をして比べてみるとそれぞれの影響がお分かりだと思います。

水だとこれだけ影響があるの⁉怖い!!っと思ってしまう方もいるかもしれません。

ですがクリーニングには「ドライクリーニング」と「水洗い」が必要なんです。

ウールなどの獣毛繊維には特にスーツやセーターなどは型崩れがし易いのですが

汗などの水溶性の汚れを落とすには水洗いが必要となります。

水溶性の汚れ(汗など)が残っているとカビの原因にもなります。

ポッシュならスーツの水洗いもできますよ。

第2回クリーニングってナニ?-ドライクリーニングと水洗いの違い?ではドライクリーニングと水洗いの汚れ落ちを実験で紹介します。